伊豆大島で毎年のように夏から秋にかけて、
ハンマーヘッドシャークのシーズンが始まります。
季節の時期として6月~9月までの3ヶ月間ですが、
黒潮の影響等により若干、季節が変わる事もあります。
毎年のように見られる時期は、7月~9月がオススメです。
早朝の時間帯になりますが、
いったん出始めると1週間から10日ぐらいまで、
ほぼ毎朝のように見られることが多いです。
6月の夏至辺りから始まり9月までは日の出前から、
1時間ほどがハンマーヘッドシャークの見れる時間帯です。
詳細の時間帯は、6~7月にかけては朝の4時30分~5時30分ぐらいまでが勝負の時間帯。
8~9月までは、5時~6時ぐらいまでの時間帯が多いです。

朝早い時間帯の理由として、
伊豆大島ではイサキやタカベといった魚を狙う時間帯として考えられます。
実際に何度が捕食するシーンを見かけたことがあるのが理由のひとつです。
捕食する時間帯が何故、朝早いのか?
自分の見解と経験によるもので書きますが、夜の間はイサキやタカベたちは複雑な根の中や狭い通路に集団で寝ていることが多いです。夜明けになると群れとなって根から飛び出し、潮の流れに乗ってくるプランクトンを食べ始めます。
潮の流れ→プランクトン→イサキ・タカベ→ハンマーヘッドシャークといった流れが形成されると考えます。
ただ、全てのハンマーヘッドシャークたちが捕食を狙っている理由でもなさそうですが、ダイバーが入る沿岸付近まで水深が浅い場所を通る事や、通り道もあるように思えます。
その他にもきっと理由があると思いますが、上記の理由が主だったものだと考えています。

伊豆大島ではビーチエントリーで、
ハンマーヘッドシャークを見る事が出来ます。
国内はもちろんのこと海外でも聞いたことが無い非常に珍しいダイビングポイントになります。
そんな素晴らしいポイントがある伊豆大島でハンマーヘッドシャークを見に行き、是非皆さんと一緒に貴重な経験をしてもらえたらと考えてます。
当店では、初めて早朝ハンマーヘッドシャークのリクエストを受ける場合、前日にダイビングポイントのケイカイで日中のダイビングをしていただきます。
理由として、エントリーエキジットの注意点。
水中での地形や潮の流れなど、見る場所の説明。
ハンマーヘッドシャークを見るための注意点、水中での姿勢や撮影ポイントの説明をしていきます。
ビーチエントリーですから、足場が悪い場所や狭い場所などがあるのと、ダイビングポイントのケイカイは、地中から湧水が流れ込むため、エントリー付近はケモクライン(真水と海水による塩塩分濃度や水質の違いにより生じる層)が常に出ています。
そのため、朝早い時間帯は暗く沖へ出る際に前方が見えにくかったり違う方向に進んでしまう事が多いからです。

また、いくつかの注意点で最も重要な点があります。
朝早い時間帯なので暗いから等の理由で、
水中ライトを持っていく方が多いのですが、
基本、水中ライトは持たないようにお願いしてます。
その理由としてライトを点灯したままだと、ハンマーヘッドシャークや他の生物を驚かせてしまい、逃げてしまう事があるので持ち込みは禁止です。
撮影をされる方も外部ストロボは発光禁止になります。
おススメとしては、コンパクトデジタルカメラの方は動画撮影をお勧めしてます。
何故なら、内部ストロボでは発光させても被写体であるハンマーヘッドシャークには光が届かないうえに、もし強制発光を設定してシャッターを切ったら、少しの光でも驚いて逃げてしまうからです。
発光禁止にすると、手振れが起きやすいので動画撮影をした方が格段にその姿を捉えることが大きいからです。
一眼レフのカメラの方は、レンズはワイドポートにワイドレンズを装着してハウジングのみがオススメです。外部ストロボやターゲットライトが付いていると潮の流れに逆らう形が多いので撮影条件は厳しくなります。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
当店でのリクエストがある方は以下の条件を踏まえてリクエストをお願いします。
①初めてのリクエストの方は前日までに日中のダイビングをしていただきます。
②カードランクはオープンウォーターレベルから見る事も出来ますが、泳ぎが苦手な方や経験本数が極端に少ない方は、こちらで判断させていただきます。
③早朝ハンマーヘッドシャークのみのリクエストはお断りしております。また、日帰りで大型船の朝着便による早朝ハンマーダイブのリクエストをされる方もお断りしております。それだけの見所だけでは語りつくせない素晴らしいダイビングポイントがあるからです。
④当日の朝に到着する大型船で来島して、そのまま早朝ダイビングをされる方がいらっしゃることが多いのですが、慣れない船中泊による睡眠不足で早朝ダイビングされるとリスクが高いのでお断りしています。
⑤ゲスト最大人数は1グループで4~5人までとしています。
日程の関係で複数のゲストさんが参加される場合は、こちらで調整をさせていただきます。
⑥ダイビングポイントを利用する上で、伊豆大島ダイビング連絡協議会のルールを守っていただきます。
ルールの記載は下記のリンクからご覧になれますので、
一度拝見していただくと良いかと思います。
「伊豆大島ダイビング連絡協議会」
料金につきましては、
メニュー&料金のページをご覧ください。
ご質問等はメールや電話でお問い合わせくださいね。